工場めぐり

はやみかおり建築日記

昨日は、クライアントでもある鉄工所兼表札屋さんのご紹介で、工場めぐりへ。

以前から、面白いものがいっぱいあるから、見たらアイデアが浮かぶと思うから、速水さんに見せたい!

と言ってくださっていて、ようやく実現しました。

まずは、切断、曲げ、溶接加工を専門にされている鉄工所さんへ

所狭しと、たくさんのステンレスプレートやスチールプレートがあり、表面もマット、鏡面、バイブレーション様々。

エッジが利いていてかっこいいです。

型を抜き終わったスクラップも何かに使えそうな美しさがあります。

これまで階段の図面など、参考図や過去の物件を引っ張り出して頭の中だけで検討していましたが、出来るかわからんかったら模型も作ると言ってくださって、もっと新しいこと、やりたいことが見えてきました。

片隅で錆びたエキスパンドメタル

鉄にしか出せない美しさがあります。

続いて、銘木店へ

実は、昨年から、家具のデザインも設計に取り入れたいので、無垢材を扱う木工教室へ通っており、製材前の木材はよく目にしていますが、こんなにたくさんの板を材木やさんでじっくり見るのは初めてです。

こちらも所狭しと高価な材料がそろっており、びっくりします。

ネットなどではすぐに売り切れてしまうような大判の栃などもあり、まさに宝の山です。

ほっこりする看板もありました。

木工教室に通うようになり知ったことですが、仕入れた木は年月を経て変形しているため、真っ直ぐに見えて真っ直ぐではないのです。

そのため再度削り出す必要があり、買ったそのままの大きさからは大分小さくなります。

こちらでは加工も行ってもらえるので、一枚板の天板もきれいに製材してもらえます。

行った日はウォールナットの一枚板を製材されていました。

樹種が同じでも木目は一枚一枚まったく違います。だからこそ魅力があると思います。

自分の目で見て、樹のことを熟知した職人の方と選定できる、なんて贅沢なワクワクする場所なんだと感じました。

実際の設計で工場を訪れるのが楽しみです。